ライズ防振マットとは、床衝撃音を軽減させる為に高い防振性能を発揮するよう研究開発された、防音マット(遮音材)と高密度グラスウールボード(防振・吸音材)を組み合わせた複合床下地材です。床の防音対策の下地材として使用する事で、遮音等級LL-45をクリアする乾式の浮き床構造を簡単に構築出来ます。
床防音下地の決定版!ライズ防振マット
ライズ防振マットは、床の防振対策に必要な要素が「ギュッ」と詰まった床専用の防音下地材です。遮音・吸音・防振と様々な面から床の衝撃音を低減させる様な構造になっており、階下への音の不安を解消したい場合にしっかりと効果を発揮します。難しい浮き床工法のしくみが、施工しやすい造りになっており、確かな防振性能を期待出来ます。
長年の防音工事で得た多くの経験と知識から分かる事は、絶対に薄くて、軽くて、簡単な物で、効果の高い防振・遮音対策は不可能です!床の防振対策は、そんなに簡単ではございません。
ライズ防振マットの特徴
ライズ防振マットは、集合住宅や商業施設等の階下への防振対策として、多くの採用を頂いております大変人気の防振マットです。防音床下地材としても、遮音等級の高い安心してお使い頂ける商品で、浮き床構造にて施工後は全体の面で床を支える工法なので、フワフワ感の少ない歩行感に仕上がります。
黒い遮音シートの貼ってある方を上面にして、敷き込んで下さい。高性能な防音マットZSが遮音性能を高めます。
白い布で覆われている面を下にして、敷き込んで下さい。グラスウールのチクチクが気になる方でも安心してお使い頂けるように、飛散防止用に不燃ガラスクロスで覆われております。
ライズ防振マットの遮音性能
JIS A 1418-1に準じての基準化床衝撃音レベル測定を行った結果として、コンクリートの床スラブ(150ミリ厚)にライズ防振マットを敷き込み、その上に厚み 12ミリの合板を施工した状態で、遮音等級LL-45およびLH-50の床衝撃音レベルを以上をクリアした数値が出ていますので、安心してご使用頂けます。
※自社試験による簡易測定結果のLL45の性能データになります。
※効果は建物の構造や施工の品質にも大きく左右されます。
ライズ防振マットの販売価格
ライズ防振マットは、高性能ゴムマット基材(防音マットZS)と高密度グラスウール板を組み合わせた複合素材です。床の防振対策に特化した浮き床工法を実現する商品となります。
- ライズ防振マットの上には、12ミリ以上のパーティクルボードや合板等をのせて使用下さい。
- 面で荷重を受ける構造にして、平米当たり200kg以上の荷重を掛けないで下さい。
製品名(型式) | 厚み | ボード1枚のサイズ | 重量 | 販売価格(税別) |
---|---|---|---|---|
RZM | 30mm | 900mm×900mm | 5.0kg | 5,550円 |
※送料および消費税は別途となります。お気軽にお問合せ下さい。
※防振マットのご注文は、4枚以上のご注文をお願い致します。
重量物となりますので、荷受けおよび運搬には十分に注意して取り扱って下さい。
商品および配送の注意事項等を十分にご理解頂いた上で、ご注文をお願い致します。
- 運送費はお届け先や枚数などにより変動しますので、別途お見積致します。
- 納期は通常、ご発注後出荷までに4~7営業日となります。
- 数量によっては、納期にお時間を頂く場合がございますので、事前にご相談下さいませ。
- 枚数が多い場合や総重量がある場合は、木製パレット梱包にてお送りさせて頂きます。
- 指定工場より直送となります。(日曜・祝日のお届けは不可)
ライズ防振マットの施工例
ライズ防振マットを使用する際は、浮き床工法と同様に床全面などで荷重を受ける様な構造を造る必要があります。点荷重には弱い材料ですので、面で荷重を分散出来る様な工法で床を組んでいきます。その為、基本的には材料単体では使用しません。
既存床下地 → ライズ防振マット → パーチクルボード又は合板 → 仕上床材
- 目地をシリコンコーキング等で、埋めて下さい。
- 12ミリ以上のパーティクルボードや合板などの下地用の捨て貼り板が必要です。
- ピアノや本棚などの重量物を置かれる場合は、下に根太を入れて下さい。
- STEP.1床下地を造る不陸調整をしっかりと行いフラットな状態の床下地になるように必ず補修して、平滑にしておいて下さい。
- STEP.2【接着施工の場合】下地面に接着剤を塗布してください。※ビス留めやズレなどの恐れがない場合は接着を行わなくても性能は変わりません。
- STEP.3材料の敷き込み状況に応じてきわ根太を設置して、 ライズ防振マットを敷き詰めます。
- STEP.4目地埋め目地をシリコンコーキング等で、埋めて下さい。
- STEP.5【接着施工の場合】マットの上に接着剤をクシゴテで、均等に全面塗布してください。
- STEP.6下地用捨て板貼り面で荷重を支えれる様にする為に、12ミリ厚以上のパーティクルボードまたは合板等の下地用の捨て貼り板をしっかりと敷き込み固定して下さい。
この際にしっかりと下地が平滑になっているか最終確認します。下地が平坦になっていないと仕上げ材を施工した際に問題が起きます。下地の合板が反り返っている場合は、反っていない合板に交換して頂くか、合板を細かく切断するなどして反り返りを押さえて下さい。
- STEP.7【ビス留めの場合】下地板が浮いたり、四方にズレが生じない程度にビス等で固定して下さい。
- STEP.8床仕上げフローリングやクッションフロアなどの仕上の床材を下地合板の上に施工して下さい。この際、防音マットZSを挟むと更に遮音効果を高めます。
ライズ防振マットの使用例
ドラム演奏などを目的にお部屋の一角に防振ステージを計画されるお客様が増えています。