防音対策の方法をご紹介しております。音の世界はとても奥が深いです。音には「人を幸せにする音」から「不快な気持ちにさせる音」まであり、その感じ方も人それぞれです。日常生活に欠かせない音。基本的な音の知識を知ることで、防音対策の方法も見えてきます。
防音対策の基礎知識
防音対策の基礎知識を知る事で、目的に合った解決方法や防音材の組合せなどが見つけ易くなります。音や振動の問題解決は難しく複雑です。簡単に出来る防音対策は効果もそれなり。大きな効果を生む為には小さい事の積み重ねで「材料が重い・大きい」「すごく手間が掛かる」などの苦労を乗り越えた先に必ず結果が見えて来るものです。
ソノーライズでは、数多くの防音工事の実績データや経験をもとに、防音材の選び方やお悩みに合った防音対策をご提案させて頂きます。
音とは?
防音対策を考える際は、音の性質を理解することが成功への近道です。
防音とは?
防音とはその名の通り『音を防ぐこと』、つまり音のエネルギーを遮ることです。音は、空気や固体、液体などを振動させて伝わります。外部への音の漏出を防いだり、外部からの音の侵入を防いだりする事は、どちらも防音です。
防音を分解する!
音のエネルギーを減らす防音の手段として、『吸音』『遮音』『防振』『制振』などの様々な方法が取られます。その全てを総称して『防音』と呼ばれています。
音響の目的と理想の音環境
理想の音環境とは、耳にやさしいく長時間その空間にいても、心身ともに疲れない環境のことです。それには音の響き方が大きく関係しており、音響設計がとても大切になります。
例えば、6帖の部屋の中でボールを壁に向かって投げる事を想像してみて下さい。そのボールは、壁にぶつかって跳ね返り、反対の壁にまたぶつかる事でしょう。強く投げれば投げるほど、何度も跳ね返るはずです。
音にも似たような性質があります。音楽を聴く際に音の跳ね返りがきつい場合は、とても快適な環境とはいえません。逆にまったく音が響かない場合も、無味乾燥な味気ない部屋になってしまいます。
音響には反射と吸音があり、使用目的に応じた適切な反射と吸音を考え、部屋の響きを創造する事こそが、理想の音環境につながります。
音の伝わり方の種類
音には二種類あり、空気中を伝播する「空気伝搬音」と、固体中を伝播する「個体伝搬音」があります。多くの場合は、お互いに交じり合った状況が想定されるので、双方の防音対策が必要となります。
音には2つのタイプの伝搬があり、双方が混在します。
「空気伝搬音」を防音するには、壁や床の重量を大きくしたり、気密性を高めたり多重構造にする対策があります。
「固体音伝搬音」を防音には、建物の構造強度を向上させたり、クッション性能の高い緩衝材を使用する対策があります。
音の強さと音量
例えば、100dBの音を10dB下げて、90dBの音で聞いた場合は、さほど小さくなったとは思いません。ところが、40dBの音を30dBに下げると、ものすごく小さくなった感じます。 同じ10dBであっても、受けとる感覚に大きな開きがあるのが人間です。あまりピンとこない場合は、温度に置換えると理解しやすいかもしれません。(100dB を 100℃のように)
距離と音の減衰
音は、音源から離れるほど小さく聞こえます。距離減衰には規則性があり空気を伝わる音のエネルギーは、距離の二乗に反比例して減衰します。
音の反射と透過
床や壁面が硬く平たんな場合ほど、音の振動エネルギーは入射せずに反射が強くなります。反対に音が入射しやすい、多孔質な材料や凹凸のある様なものは、音が当たった際に振動する事によりエネルギーが内部に伝わり透過しやすくなります。
低周波騒音
低周波騒音とは、一般的に人間の耳では聞き取りづらい低い周波数領域の騒音を言います。耳では聞こえない場合も、実際には空気の圧力変動として音は存在しており、頭や身体に不快な思いを感じさせている場合や建物自体を振動させている事があります。
DIYで自分で防音
「簡単な作業であれば自分で出来るかも?」「日曜大工は得意な方だ!」 そんなお客様には、ソノーライズが防音対策のアドバイスをさせて頂きます。お気軽にご相談下さい。
「Do It Yourself」、自分で防音DIYをしてみませんか。
防音材の選び方
吸音材・遮音材・防振材・制振材などの目的や用途に合わせてご紹介致します。
音に関する専門用語
防音や音響などの音に関する知識や専門用語の意味をご紹介しております。